胃がん検診・区民健診を受けましょう
今回は、世田谷区にお住まいの皆様にぜひ知っていただきたい、胃がん啓発と世田谷区の胃がん検診について、具体的な数値も交えてお話しします。
胃がんは身近な病気、だからこそ早期発見が重要です
国立がん研究センターの統計(2021年)によると、胃がんは日本人がかかるがんの中で、大腸がん、肺がんに次いで3位です。2021年の1年間に男性76,828人、女性36,053人の合計112,881人が罹患しました(男性では11人に1人、女性では23人に1人が罹患したことになります)。胃がんは早期発見できれば、5年生存率が95%以上と非常に高い確率で治癒が期待できます。一方、進行がんになると、その生存率は大きく低下してしまいます。この数字が示すように、胃がん治療において、早期発見がいかに重要であるかをお分かりいただけるでしょう。
胃がん検診と区民健診を一緒に受けて、包括的に健康管理を
長年、世田谷区桜丘の地域に根ざしたクリニックとして、私たちは皆様の健康を包括的にサポートしたいと考えています。胃がんの早期発見はもちろんのこと、生活習慣病の予防や管理も同じように大切です。世田谷区では、生活習慣病の予防や早期発見を目的とした「特定健診(40~74歳対象)」や「長寿健診(75歳以上対象)」も行っています。そして嬉しいことに、当院ではこの特定健診・長寿健診と胃がん検診を同時に受診することが可能です。健康診断の度に何度も医療機関に行くのは大変だと感じている方もいらっしゃるかもしれません。当院なら、一度のご来院で、生活習慣病のリスクチェックと、胃がんの早期発見のための検診をまとめて受けることができます。忙しい日々の中でも、効率的にご自身の健康状態を把握できる絶好の機会です。
当院で受診するメリット
胃がんは初期の段階では自覚症状がほとんどありません。だからこそ、症状がないうちから定期的に検診を受けることが、ご自身の命を守る上で最も大切な行動です。当院では、患者様が安心して検査を受けられるよう、様々な工夫をしています。内視鏡検査は、バリウムによる造影検査と異なり、胃の粘膜の状態を直接観察できるため、胃がんの早期発見に最も有効な手段の一つです。この検査を担当する比嘉院長・櫻本医師は、日本内視鏡学会専門医であり、精度の高い診断を提供します。また、患者様の負担を最小限に抑えるよう、苦痛に配慮した丁寧な検査を心がけています。長年地域の皆様の健康寿命延長に取り組んできた当院で、胃がん検診と区民健診を一緒に受けてみませんか?大切なご自身の健康のため、そしてご家族のためにも、世田谷区の素晴らしい健診制度をぜひご活用ください。
※詳細は、世田谷区のホームページや、当院受付までお気軽にお問い合わせください。また当院では区民健診・胃がん内視鏡検査共にWEB予約が可能です。ご都合のよろしい日時をご指定下さい。
参考資料:
世田谷区「特定健診・長寿健診」は下記にお問い合わせ頂き受診票を取得して下さい。
保健福祉政策部 国保・年金課 特定健診係
電話番号:03-5432-2936
ファクシミリ:03-5432-3005