医療法人社団 土筆会桜丘クリニック

内科・内視鏡検査・消化器内科・皮膚科

医療法人社団 土筆会
桜丘クリニック

世田谷区千歳船橋駅から5分tel 03-5426-2292

診療内容MEDICAL CONTENTS

皮膚科

湿疹、水虫(白癬)、爪の水虫(爪白癬)、虫さされ、アトピー性皮膚炎、いぼ(ウイルス性疣贅、老人性疣贅)、みずいぼ(伝染性軟属腫)、かぶれ(接触皮膚炎)、しみ(肝斑)・老人性色素斑、脂漏性皮膚炎、じんま疹(蕁麻疹)、にきび(ざ瘡)、などの治療を行います。

しみ、しわなどの美容的な悩み、スキンケアの方法などもお気軽にご相談ください。

一般的な皮膚科診療は、院長の診療日であればいつでもご相談に応じさせて頂きますが、皮膚科専門医の診察をご希望の場合は福田ちひろ医師(診察日:火曜日・木曜日午前、木曜午後※[午後14:30~16:00まで])が担当させて頂きます。

Contents

水虫(白癬)

爪の水虫(爪白癬)

アトピー性皮膚炎

イボ

蕁麻疹(じんま疹)

にきび(ざ瘡)

皮膚の主な疾患

水虫(白癬)

原因
水虫は、カビの一種である白癬菌が、皮膚の角質層に寄生することによって起こる皮膚の病気です。白癬菌は手やからだにも感染しますが、9割近くは足です。足に繁殖しやすいのは、靴を履くために足がむれ、菌が好む高温多湿な環境を作るためです。最近は女性も一日中、靴を履いたまま過ごす人が増えたため、男性に限らず女性にも 水虫に悩む人が多いです。

症状
(趾間型)
足の指の間(特に中指と薬指の間)によく見られるものです。赤くジュクジュクになって皮がむけたり、白くふやけてぶよぶよになったりします。

(小水疱型)
かゆみが強いのが特徴。足の裏の土踏まずあたりやふちに小さな水疱ができ、日がたつと赤くなって皮膚がむけてきます。

(角質増殖型)
足の裏やかかとがカサカサと乾燥、角質が厚く硬くなり、皮膚がむけ、ひび割れを伴うのが特徴です。

診断・検査
白癬菌は皮膚の表面に存在する角層や毛、爪に寄生するので、白癬菌が寄生している部位をメスやハサミでとって、顕微鏡で観察します。白癬菌が見つかれば水虫(白癬)で、見つからなければ水虫(白癬)ではありません。

治療
皮膚の角層に感染した白癬は、抗真菌作用のある塗り薬をきちんとつければ、良くなります。しかし角層がかなり厚くなっている角質増殖型と呼ばれる病型の場合は、飲み薬を飲まないと治りません。飲み薬は全ての白癬に有効ですが、副作用や他の薬剤との飲み合わせの問題があるなどの欠点もあります。

爪の水虫(爪白癬)

原因
爪白癬は白癬菌が爪の内部に入り込んで発症します。

症状
爪の先端や表面が白や黄色になって濁ります。また、爪水虫の症状が進行すると、爪が厚く盛り上がります。肥厚した爪は非常にもろく、ボロボロと欠けて落ちやすくなっています。

治療
症状により、内服薬を選択する場合もあります。最近は爪白癬に効果のある外用剤も発売されています。

アトピー性皮膚炎

原因
アトピー性皮膚炎の原因についてはまだ解明されていないこともありますが、皮膚の バリア機能が低下した乾燥状態に、アレルゲンの侵入(ダニ・ほこり・食べ物など)やストレスなどの多様な環境的要因が重なって起こると考えられています。原因や 症状には個人差があり、症状を悪化させる要因も人それぞれ異なるのがアトピー性 皮膚炎の特徴です。

症状
アトピー性皮膚炎の症状としては、「かゆみがある」「特徴的な湿疹と分布」「繰り返す」という3つがあげられます。

診断・検査
特異的IgE 抗体検査を行うことにより、ダニやカビ、ペットなど、悪化要因がどのように関わっているかを検討します。

治療
アトピー性皮膚炎の治療は、
1.スキンケア
2.薬物療法
3.悪化要因の対策
の3つが治療の基本となります。医師と相談しながら症状によってよりよい治療法を考えていきます。

イボ

原因
イボは、ヒト乳頭腫ウイルスと言うウイルスの一種が皮膚に感染してできます。イボのウイルスも正常の健康な皮膚には感染できないと考えられているのですが、小さな傷などがあるとそこから皮膚に入り込んで、細胞に感染してイボをつくると考えられています。

治療
イボの治療は、液体窒素を用いた冷凍凝固療法を行います。

蕁麻疹(じんま疹)

原因
蕁麻疹が起きる仕組みは大きくアレルギー性のものと、非アレルギー性のものに分けることができます。

症状
皮膚の一部が突然に赤くくっきりと盛り上がり(膨疹)、しばらくすると跡かたなく消えてしまう病気です。大抵は痒みを伴いますが、チクチクとした痒みに似た感じや焼けるような感じを伴うこともあります。

治療
蕁麻疹の治療の第1は、できるだけ原因・悪化因子を探し、それらを取り除く、または避けるようにすることです。第2は薬による治療です。抗ヒスタミン薬が用いられます。

にきび(ざ瘡)

原因
肌は、約28日のサイクルで角質がはがれおちて新しい皮膚細胞に生まれ変わるターンオーバーを繰り返しています。ターンオーバーがうまくいかない場合、毛穴の角質 が厚くなり、毛穴の出口が塞がれ、皮脂が詰まってしまいます。そうすると、皮脂を 栄養源にしているアクネ菌が過剰に繁殖し、炎症を起こして発疹ができニキビとなります。特に思春期に増加する男性ホルモン(アンドロゲン)には皮脂の分泌を高める性質があり、ニキビの発生が多くなります。

症状
(白ニキビ)
ニキビの最初の段階。古い角質がつまって毛穴が閉塞した状態。この状態をコメドといい、発疹が白~乳白色に見える。

(黒ニキビ)
皮脂が盛り上がって穴があくことでニキビ患部の被膜が開く。そこが空気にさらされ、酸化して黒っぽく変色したもの。

(赤ニキビ)
毛穴の中で過剰に増殖したアクネ菌が炎症を起こしてニキビ患部の周りが赤く腫れあがった状態。

治療
毛穴の詰まりに効果があり、にきびをできにくくする外用薬と、アクネ菌や炎症に有効な抗生物質の内服薬と外用薬などで治療します。また、毛穴にたまっている皮脂を針で穴をあけて押し出す面皰圧出という処置も行っています。

美容皮膚については「美容的な皮膚治療」をご覧ください。