医療法人社団 土筆会桜丘クリニック

内科・内視鏡検査・消化器内科・皮膚科

医療法人社団 土筆会
桜丘クリニック

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消化器の病気についてDIGESTIVE DISEASES

その他の疾患

Contents

逆流性食道炎

胆石症

胆のうポリープ

肝機能障害

逆流性食道炎

逆流性食道炎とは胸焼けや呑酸(口の中が苦く感じる事)、前胸部痛の症状で始まることがあり近年日本人も増加している疾患の一つです。
頻度として高いのは胃酸を含む胃内容物の逆流によって発生します。診断としては胃カメラの検査が必要であり(バリウム検査では詳細な評価は困難です)、個々の程度によって内服薬を調節します。 治療としてはPPI(プロトンポンプ阻害薬)やH2ブロッカーが有効です。

胆石症

胆石症とは胆のうや胆管に生じた固形物です。頻度としては女性に多く加齢と共に頻度が増加します。
胆石症自体は健診や人間ドックなどの超音波検査で偶発的に指摘されることもあり無症状胆石は全体の約50~70%を占めます。一方腹痛を契機に診断がつくこともあります。
胆石発作が起こると右上腹部に痛みや発熱を伴う急性胆のう炎、胆石が胆管に及ぶと急性胆管炎や黄疸を呈することがあります。

検査
腹部超音波検査(エコー検査)が有効です。その他胆管の胆石症についてはMRI検査が有効な事も多いです。胆石症の指摘のあった方は定期的に年に1回エコー検査を受けて おくことをお勧めします。

治療
内科的な治療として、石灰化を認めないコレステロール結石は胆石溶解療法(ウルソ内服) などがあり、胆のう炎や胆石発作また総胆管結石を合併した方は胆のう摘出術が必要になる事もあります。

胆のうポリープ

胆のうポリープは健診や人間ドックで指摘されることが多い疾患です。
大きさは5mm以下が多く10mm以上のものは少ないです。そのうちコレステロールポリープが約75%を占めます。

治療
胆のうポリープは非腫瘍性病変なので、基本的には経過観察でよいものですがまれに認める癌との鑑別が困難であれば、胆のう摘出術を行う症例もあります。

肝機能障害

肝機能障害とは健診や人間ドックの採血で指摘されることがあります。原因としてはアルコールやウイルス性 肝疾患(B型慢性肝炎、C型慢性肝炎)、薬剤性、自己免疫疾患など要因はいろいろとありますが 最近では食事の脂肪摂取量増加、糖尿病などの生活習慣病や運動不足によるNAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患)の頻度が増加しています。
問診や既往歴、詳細な採血検査や腹部エコー検査などで原因がわかる事が多いため、肝機能障害のご指摘のあった方は早めにご相談下さい。